パイロットさんの創り出した夢の「消えるボールペン」。 ながい間、消えるボールペンは「消しゴムで消せる」ボールペンでした。 しかし、フリクションにおいて「消える」という意味は従来の「消せる」とはまったく異なっています。 消しゴムで消すというのは、紙の上のインクを削りとるということです。 そのため、筆跡の溝に入ったインクまで消すことが出来ず、擦れば擦るほど書類も痛めてしまいます。 フリクションは、ある温度になると無色に変わるインクを利用したボールペンです。 そのため、筆跡をペンのお尻についたゴム(消しゴムではないのです!)で擦って温度をあげると消えるのです。 温度を感知して消えるわけですから、筆跡の溝に入ったインクも美しく消えます。 温度を上げるためのゴムは消しゴムではありませんから、消しカスは出ません。 ※公文書、契約書にはご利用できません。 |
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(1)かく 書き心地は、水性ボールペンの様です。パイロットさんのゲルインキペンG-2などよりは水性ボールペンVコーンに似ています。 |
(2)擦る キャップをはずし、 ペンのお尻についているゴム部分で消したい部分を擦ります。 備考:少々一般のボールペンに比べ色が薄いです。 |
(3)消えます インクが透明になる温度に達すると、消えます。 |
(1)紙に文字や絵をかくと、筆圧で紙が凹んだところにインクが乗った状態となります。 | (2)筆跡を消しゴムでこすると、インクが削り取られることにより、消えます。 | (3)筆跡の細い溝には消しゴムが届かないため、わずかにインクが残ります。紙を傷めないで完全に消すのは困難です。 | |||
(1)フリクションも当然ながらインク以外はふつうのボールペンですので、筆圧で紙が凹みます。 | (2)ペンのおしりについているゴムでこすります。このゴムは温度を上げるための擦過材で、インクを削り取るためのものではありません。 | (3)一定の温度に達するとインクが無色となり、筆跡が消えます。そのため、凹んだ部分に入り込んだインクもきれいに消えます。 |
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