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前書き

皆さんこんにちは。

2010年もいよいよ11月に突入し、今年も残すところあと2ヶ月になりました。

KDMの顔とも言える大量のダイアリー&システム手帳の登録作業もおおかた目処がつき、現在は少し遅れて入荷してきたシステム手帳バインダー類と、一般新商品を何とか年内に全てアップできるよう、せっせと商品登録に励んでいます。

さて今週のKDMメールマガジンは、2006年の発売以来、現在もその勢いはとどまることを知らない"消える筆記具"「フリクション」の特集です。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

※2011年版ダイアリーをお探しの方はこちら
https://www.kdm.bz/event/2011diary/

※2011システム手帳 バインダー&リフィル特集はこちら
https://www.kdm.bz/c152.html

※KDM公式twitterはこちら

https://twitter.com/kdmbz

 

新商品紹介

■【パイロットコーポレーション】限定 色彩雫/iroshizuku 3色セット(各20ml) ¥3150
https://www.kdm.bz/c1_600000002919.html

万年筆用インク色彩雫 の限定版3色セット(各20ml)遂に入荷しました!日本の美しい情景を表現した万年筆インキの最高峰、色彩雫を手軽に揃えるチャンスです。この機会をお見逃しなく!※画像の万年筆は付属しておりませんのでご注意下さい。





■【パイロット】限定プレラ 色彩逢い 透明軸 コンバーター付き 万年筆 ¥3675 https://www.kdm.bz/c1_300000000896.html

人気の「プレラ (PRERA)」に限定版の透明軸が登場!頭冠と尾栓に、色彩雫(パイロットさんから発売されている万年筆用インク・別売り)の色味を意識したカラーを採用。コンバータを使用してインクを吸引すれば、鮮やかなインクがスケルトンボディに美しく映えます。コンバータ(CON50)付き。



 

■【ブリットハウス】トスタレザー システム手帳(A5、バイブル、ミニ6サイズ) ¥11025から¥18900
https://www.kdm.bz/c1_300000000907.html

アンティークのような風合いとエイジング(経年変化)による革本来の魅力が味わえるトスタレザー(ヤギ皮をなめし高速グラインダーで特殊なワックスとともに焦がし模様にする加工が施された革素材)を使用したシステム手帳です。柔らかな質感としなやかな手触りを備えています。※サイズは、A5、バイブル、ミニ6サイズの3種類がございます。


■【ファイロファックス】Cuban (キューバン) バイブルスリム リング径11mm ¥19950
https://www.kdm.bz/c1_600000002887.html

キューバの都市、ハバナの町をイメージして作られたシステム手帳『キューバン-Cuban-』シリーズ。縁にデザインされたステッチがアクセントになっている、大人向けのデザインです。





■【アプロックス】スクエア製本アルバム ¥1890
https://www.kdm.bz/c1_600000002927.html



パステルカラーにストライプのバンドがキュートな製本式粘着台紙アルバムです。
黒台紙10枚入り。

 


■【ハイタイド】メガネケース GB107 ¥882
https://www.kdm.bz/c1_600000002924.html

つるっとした質感とラウンドシェイプがかわいいメガネケースです。アルミ製なので軽く、内側には起毛した黒いシートが貼り合わせてあるので、メガネを入れたときにレンズが傷つきにくいようになっています。


■【キングジム】レザフェス 伝票挟み ¥998から¥1260
https://www.kdm.bz/c1_300000000898.html

上品な雰囲気の合皮製伝票ばさみです。マグネットで挟むタイプなので伝票にクリップ跡がつかず、積み重ねてもかさばらないすぐれもの。



■【bluezap】フリップクリップ ¥840
https://www.kdm.bz/c1_600000002918.html

アメリカ生まれのお手軽なブックホルダーです。開いたページをしっかりホールドすることができるのでハンズフリーで読書することができます。コンパクトサイズで持ち運びにも便利。



■【thatcompanycolledif】リトルブックホルダー(LITTLE BOOK HOLDER) ¥483
https://www.kdm.bz/c1_600000002916.html

2009年度、イギリスのギフトオブザイヤーを受賞した人型のブックホルダーです。開いたままにしておきたいページを両手でつかんで、広げておいてくれます。

 





文房具名品列伝「フリクション特集」

今週は「文房具名品列伝」と題して、2006年の発売開始以来、驚異的な売り上げを記録し続ける筆記具界の革命児、消える筆記具「フリクション」を特集したいと思います。




■【パイロット】フリクション シリーズ¥105から¥3276
https://www.kdm.bz/c1_200000000424.html


「friction」とは摩擦のこと。

パイロット「フリクション(商品名のスペルはFrixion)」は、その名の通り摩擦熱によりインクカラーが透明化し、書いた筆跡を消すことができるという画期的な特性を持った筆記具です。


【フリクションインキ誕生までの歴史】

「一夜にして色が変わる紅葉のように、温度変化によって変化するインキを再現したい」
と開発されたのが、現在のフリクションインキの源流にあたる「メタモカラー」というインキ。
(1975年、現パイロットインキ社長の中筋憲一さんが開発)

しかしメタモカラー開発当初は、日常生活温度領域の中の僅かな温度差で変色してしまうため
実用的な筆記具としての商品化は望めなかったのだそう。

そんなメタモカラーの名を最初に世に知らしめたのは、ボールペンではなく何とおもちゃの人形でした。

80年代、あるアメリカの玩具メーカーがいち早くメタモカラーを採用。
その温度による変色効果を用いて制作された、冷水でメイクをすることができる人形が世界中で大ヒットします。
その他にも、冷たい飲み物を注ぐとグラスに描かれた木に花が咲く製品や、逆に温かい飲み物を注ぐと消色するマグカップなどメタモカラーの特性を活かした商品が開発されました。


1988年には「メモリータイプ」のメタモインキを開発。
メモリータイプとは、一定の温度以上になると色が消えるが、色を戻すには
消えた温度よりかなり低い温度にしなければならないインキのこと。
これにより約15度まで温度変化をコントロールする技術の実用化に成功します。
(ちなみに現在のフリクションの消色〜復色の温度幅は約85度。この時点ではまだかなり狭いことがわかりますね。)


90年代に入ると設定した温度帯だけに鋭敏に反応するインクも開発され、
温度によって冷酒やワインなどの飲みごろを知らせるラベルなどの「示温剤」としてメタモカラーは使用されるようになりました。

しかしまだ筆記具用インキとしての実用化にはもう少し時間がかかります。
先に書いた「消色・復色の温度幅」に加え、「マイクロカプセルの小型化」という壁が立ちはだかります。

マイクロカプセルとは、メタモカラーの基本成分である「ロイコ染料(発色剤)」「顕色剤(発色させる成分)」「変色温度調整剤」という3つの成分を入れているカプセルのこと。
(このマイクロカプセル内の3つの成分の組み合わせが、摩擦により変化し、インキが透明になるのだそう。
フリクションインキ内にはこのマイクロカプセルが分散して存在しています)

筆記具用インキにも応用できるマイクロカプセルの大きさは2〜3ミクロン(髪の毛の直系の40分の1!)。その大きさにまで小型化することに成功したのは2002年のことでした。


そして2002年、遂にメタモカラーを使用した初の筆記具「イリュージョン(現在は廃番)」が発売されます。
このイリュージョンは、普通に書くとただの黒いインキ、しかしキャップの先端に取り付けられた
ラバーでこすると色が変わるというもの(インクカラー変色の温度幅は約40度)。
そう、まさにフリクションのプロトタイプともいうべき商品でした。

そういえば余談ですがグリップにメタモカラーが使用された、握るとグリップの色が変わる「ハイテックノック メタモグリップ」という商品もありましたね


そこからさらに消色・復色の温度幅を約80度まで広げ、2005年完成したのが現在の「フリクションインキ」!
日常生活温度領域ではまず変化は起こらない、「インクカラー消失温度65度」「復色温度-20度」という理想的な温度帯を実現し、その「フリクションインキ」を搭載したフリクション・シリーズは「消せるボールペン」として筆記具史上稀に見る大ヒット(何と全世界で2億本突破!)を記録することになるのです。

現在は以下7シリーズを数え、用途に合わせて様々なタイプのフリクションがラインナップ。
それでは順にご紹介していきましょう。


【フリクション・シリーズ紹介】


■【パイロット】フリクションボール ¥126から¥1680
https://www.kdm.bz/c1_300000000900.html 

筆記具界の常識を覆した「消せる」ボールペン。従来の、消しゴムで筆跡を削り取る方式ではなく、摩擦熱でインクカラーを消すことにより消しカスを出すことなくキレイに文字を消すことができます。


■【パイロット】フリクションボールビズ  ¥105から¥1575
https://www.kdm.bz/c1_300000000901.html

マットなツヤ消し金属ボディ(ホワイトのみグロス)のクール&シックなフリクションのビジネスライン。細身なのでシステム手帳などのペンホルダーにも収まりやすく、また長く使えるよう、専用の交換用ラバーも発売されています。



■【パイロット】フリクションライト ¥105から¥630
https://www.kdm.bz/c1_300000000902.html

蛍光色素を用いた「蛍光フリクションインキ」を搭載。
マークしすぎてどれが重要かわからなくなった時や、間違えて別の単語にマークしてしまった時にも簡単に消去できるので、参考書やノートにも気軽にマークできます。



■【パイロット】フリクションいろえんぴつ ¥137から¥3276
https://www.kdm.bz/c1_300000000903.html

全24色の豊富なカラーバリエーションで、その名の通り色鉛筆のようにカラフルな書き込みが可能。失敗したくないグリーティングカードや手紙なども何度でも修正できます。



■【パイロット】フリクションポイント04 ¥231から¥1155
https://www.kdm.bz/c1_300000000904.html

シリーズ中、個人的に最もデザインがイケていると感じる極細0.4ミリボール。
細書きながら滑らかな書き味も秀逸。


■【パイロット】フリクションポイント ビズ ¥315から¥3150
https://www.kdm.bz/c1_300000000905.html

ビジネスシーン向けフリクション第2弾。
マットな質感だった「フリクションボールビズ」に対し、こちらはメタリックボディが新鮮な印象。極細0.4ミリボールは小型手帳の筆記にも最適です。


■【パイロット】フリクションボール ノック  ¥242から¥725
https://www.kdm.bz/c1_300000000906.html

2010年、満を持して発売されたノック式フリクション。
素早く芯を出すことができるので、手帳用ペンとしても抜群です。


そして今この原稿を書いている最中に、フリクションの新シリーズ「フリクションカラーズ」がKDM本部に届いたとの情報が飛び込んできました!(どうやら今度は水性カラーサインペンのようです)近日中にアップ予定ですので、こちらも是非ご期待下さい!

30年という長きにわたる研究・開発に裏打ちされた、
「何度でも書き・消し可能」「消しカスが出ない」「滑らかな書き味」のフリクション・シリーズ。
まだ使ったことのない方は、この機会に是非一度お試しください!

KDMミニラボ 

さて、今週特集を組んだ「フリクション」、65度でインクが消え、マイナス20度で消えたインクの色が戻るとのことですが書いたインクを消すことはあっても、インクの色が戻るところを見ることはあまりないと思います。

そこで今回は、一旦消した文字を再び浮かび上がらせる実験を試みました。
使用した筆記具はこちら。

【冷却スプレー・冷凍庫での実験に使用】
■パイロット フリクションボール ノック 0.7mm【黒】 ¥242
https://www.kdm.bz/p66723.html


【冷蔵庫での実験に使用】
■パイロット フリクションボール ノック 0.5mm【赤】 ¥242
https://www.kdm.bz/p66727.html



実験方法はいたって簡単。

フリクションで書いた文字を一旦消し、瞬間冷却スプレーをその上から吹きかけます。※通常の用途ではありませんのでマネをされないようお願いします。

すると・・・
おお、きたきた、きました!色がもどってきたよー!

ラバーでこすって字を消したため、インクがのびて滲んでおりますが、
摩擦熱で消えた字が、冷却されて見事復活。


【復色前】※かなり濃く色を塗ったため、若干消し残りがあります。


【復色後】※冷却スプレーから水分が出たため紙が湿っております。

 

ちなみに我が家の冷凍庫と冷蔵庫でも実験してみました。

いずれも3時間程度冷却を試みましたが、冷凍庫の方は6割程度色が戻り、
冷蔵庫の方は、ごくごくうっすら色が戻る程度。
これなら冬場の使用も問題なさそうですね。


【冷凍庫での実験結果】



【冷蔵庫での実験結果】



さて、これからの季節、暖房を使う機会も多くなると思いますが、
くれぐれもストーブなど、高温になる暖房機器の近くにフリクションを放置しないで下さいね。
もうお分かりかと思いますが、熱でインクが透明になってしまう恐れがあります。

また、年賀状をフリクションで書こうと考えている方、こちらも要注意。
宛名などを間違えたときに、フリクションなら書きなおすことができるので非常に便利ですが、
聞くところによると郵便局でハガキの仕分けに使われている機械が、高い熱を持っていることがあるそうなのです。
よって、フリクションで書かれた字が消えてしまう可能性があります。

※フリクション本体にも注意書きとして「宛名書きには使用できません」と記載されています。
ご使用の際はご注意下さい。

【Wonderful Review】
素晴らしいレビューをありがとう!

■日本能率協会/Bindex 2011年1月始まり バイブルサイズ 018 週間ダイアリー3 システム手帳リフィル ¥924
https://www.kdm.bz/p70210.html


Vさんのレビュー評価:★★★★★

定番中の大定番ですが、やっぱり一番使いやすいです。安心の「日本能率協会」製で外国製のように祝祭日の色分けも必要なく、紙質もしっかりしています。当然、表示も見やすく、月〜日曜日まで同じ幅で月曜日始まりで見やすく、右ページも罫線入りで、3年ほどずっと使っています。・・・・・皆さんにお勧めです。


■Coated/コーテッド B6 週間バーチカル型見開き式 SINC【ベージュ】<2010年9月から2011年12月対応> ¥1995
https://www.kdm.bz/p66545.html

みゅち☆さんのレビュー評価:★★★★★

昨年から使っている手帳の今年ヴァージョン★
バーチカル型で、上下で予定欄とメモが半々になっているのが、仕事では大変使いやすく、またB6サイズで比較的コンパクトなので、いつでも持ち歩けて、とっても重宝しております。
Loftなどのお店でも扱っている商品なのですが、このバーチカル型での合皮カバーが去年も扱っていなくて、泣く泣くビニールカバーのものを使っていました。(中身が違うパターンのものは扱っているのに。。。)
そして今年もなかったので、ビニールカバーのものにしようかと思っていた時にこちらの商品を見つけ、即買いしてしまいました!!カバーの色も明るく、かわいらしい感じです。仕事にもプライベートにも大満足の1冊です♪

編集後記

今週も最後までお読み下さり、本当にありがとうございました。

私が普段最も使用しているフリクションシリーズは「フリクションノック」。
ノック式で手軽に使用できる上に、書き味も滑らかで本当に言うことなしですね。

個人的には、フリクションの多色ペンがあったらいいなあと思うのですが、
発売される予定はないんでしょうか。
是非パイロットさんに期待したいところです!

それではまた来週のメールマガジンも宜しくお願い致します。

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